黙々は「言葉を発することなく、何らかの作業を集中して行っている状況のこと」。
非常に集中しているシーンで使う言葉であり、多くの人たちは無意識のうちにそういう状態を経験しているはずです。
営々は「落ち着かないで行き来したりする状況のこと」。
休むことなく物事に励んでいる場面でも使用できますから、そこも覚えておきましょう。
「黙々」の意味
黙々とは、言葉を発することなく、何らかの作業を集中して行っている状況のことです。
特定の作業をすることだけに専念しているので、他のことに関して気を配っている余裕がない、他のことをする気がないと言えるような場面で使う言葉になります。
黙々と何かをしているような状況は誰にでもあると言えるので、馴染みは感じやすいはずです。
「営々」の意味
営々とは、落ち着かないで行き来したりする状況のことです。
こういった意味で使う言葉ですけど、それとは別に休むことなく物事に励むという意味もあります。
したがって、そういったところは理解しておきましょう。
そういう意味では、黙々と同じような使い方ができると評価できるはずです。
でも、知名度はあまり高くありません。
「黙々」と「営々」の用法や用例
「あの人は黙々と作業を行っているときには、誰が話しかけても全く反応しない。
完全に作業をすることだけに集中しているという状況なのだろうな。」
「落ち着かない状況なのは分かるが、営々と過ごしていても何かが変わるわけではない。
したがって、今はじっと待っていた方がいいのではないかと思う。
少しは冷静になった方がいい。」
黙々と営々は同じような意味でも使える
黙々と営々に関しては違う意味もありますけど、同じような意味も持っていると言えます。
したがって、両者は同様のシーンで使用できる状況なのです。
でも、黙々はそれなりに有名な言い方ではあるものの、営々は知らない人もそれなりに多くいるのではないかと思われます。
両者は使用頻度においては明らかに差があると評価できるはずです。