問題は「解決しないといけない懸念材料のこと」。
それを放置していることが許容できないと思えるような事象と言えます。
課題は「問題を解決するためにやるべきこと」。
問題がすでに発生していて、その問題を放置することができないため、解決をすることが望まれますが、その解決のために実行すべき策のことを示しているのです。
「問題」の意味
問題というのは、特定の人物、団体などに生じた解決が求められるマイナスの存在のことです。
基本的に放置しておくことが望ましくないものとして捉えられ、何らかの方法で解決をしていくことが求められるでしょう。
ただ、軽微な問題もあれば、深刻な問題もあるなど、ケースバイケースで程度は異なってしまうということになります。
「課題」の意味
課題というのは、問題が発生したときにそれを解決するためにしなければならないことです。
ある方法をとれば、すでに発生している問題を解決することができるというときには、その方法をとるということが課題になります。
つまり、課題というのは解決策そのものと考えることができ、手段という考え方もできるということなのです。
「問題」と「課題」の用法や用例
「うちの会社の業績がどんどん下がり続けているのだが、これは相当深刻な問題だぞ。
早く解決しないと、会社がいつまで持つか?分からない。
」
「会社の業績を立て直すための俺たちの課題はこれだ。
この手段を実行することで、会社の業績が持ち直せるかもしれない。
なんとしてでも会社を復活させて、再び業績を回復させるんだ。
」
問題と課題は似たような言葉ではあるが微妙に意味は違う
問題と課題という言葉はどちらも、解決を要するネガティブな事象といった意味合いで使っている人が多いかもしれませんが、その意味合いはどちらかというと問題という言葉に該当します。
課題という言葉は問題の発生を受けて、その問題を解決するために課されたタスクのようなものです。
したがって、問題と課題はそういう意味の違いがあるのです。