なりふり構わずは「体裁などにこだわらずにという意味のこと」。
基本的には服装や態度に関して言及するときに使います。
そういった部分に関して、こだわらない場面で使う言葉です。
否応なくは「意思に関係なくという意味のこと」。
特定の人の意思に関係なく、何かをする、またはさせるケースで使っていきます。
つまり、相手の意思にこだわらないという意味があるのです。
「なりふり構わず」の意味
なりふり構わずとは、体裁などにこだわらずにという意味のことです。
主に服装や態度にこだわらない、そんな余裕がないというケースで使っていきます。
他人からどう思われても構わないという状況で使うことが多いので、頻繁には使用しません。
緊急性の高いようなシーンで特に使われる可能性が高いと言えるのではないかと思われます。
「否応なく」の意味
否応なくとは、意思に関係なくという意味のことです。
相手の意思に関係なく、特定の行動を強いるような場面で使われやすい表現になります。
否応なくという表現はそこそこ有名であり、たまに見聞きすると評価できるでしょう。
そして、相手の意思は関係ない、そんな部分を聞いている余裕はないときに使うので、なりふり構わずに意味は似ています。
「なりふり構わず」と「否応なく」の用法や用例
「災害時はなりふり構わずとりあえず危険な場所から逃げることが重要だ。
したがって、そのときにどんな服装であっても、そのままの状態で逃げた方がいい場合もある。
ただし、靴は履いた方がいいかもしれない。」
「今はみんなの協力が必要だ。
だから、否応なく協力してもらうことになる。
1人でも欠けたら、それだけで困る状況なんだ。」
なりふり構わずと否応なくは似た意味を持っている
なりふり構わずと否応なくに関しては、どちらも余裕がないと言えるケースで使われやすい表現になります。
何かを気にしている暇がないとか、そういうケースで使用する言葉になるのです。
したがって、両者はそれなりに意味は似ています。
でも、全く同じ意味ではありませんから、そこに関しては理解しておかないといけないでしょう。