上値は「相場において、現在値より高い値の領域のこと。」
「より高い値」と言い換えると分かりやすい。
高値は「相場において、一定期間を通した最高値のこと」。
「最高値」と言い換えると分かりやすい。
「上値」はより高い領域のことを言い、「高値」は特定できる最高値のことを言います。
「上値追い」「高値引け」「前日の高値」などと使います。
「上値」は価値が上がること
「上値」になると現在値との差額分が利益となりますから、持ち分の価値が上がったことになります。
株式で言えば現在値1,000円の株価が1,100円になれば、2,000株の利益は200,000円となります。
為替の場合はドル円で言えば、現在値130円のドルが131円になれば、10,000通貨・1ロットの価値は1万円上がります。
ドルの価値が上がり、逆に円の価値は下がるのです。
円安ドル高と言います。
「高値」はある期間の最高値のこと
「高値」はある期間、例えば1日の取引時間内や、1か月間、1年間などの取引期間に発生した最高値を言います。
「高値」は「天井」とも言い、上値圏での値動きのピークのことです。
「高値」を知ることは難しいのですが、直近の「高値」が参考になります。
しかし、必ずしもその通りにはならないため、「高値」は結果としか言いようがありません。
「上値領域」の中の「高値」
「高値・最高値・天井・ピーク」は「上値領域・上値圏」で発生をします。
相場は値動きが上がったり下がったりを繰り返しています。
上昇トレンドが形成されると「上値追い」が始まり、「天井・ピークを付ける」まで続きます。
それがいつなのかは状況次第ということになります。
「高値・最高値」はそのようなときに発生をします。
「上値」と「高値」とは
「上値」は現在値より高い値のことです。
どこまでとは言えず「より高い領域」としか言えません。
「高値」は「より高い領域」の中で天井・ピークを付けた時に発生をする「その期間の最高値」のことです。
「高値」は直近の「高値・最高値」から予想は出来ても不確定なものですから、「底値」と同様に予想困難な結果でしかありません。