「妖」と「怪」の違い・意味と使い方・由来や例文

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妖は「あやしいこと、なまめかしいこと、もののけのこと」。

「妖艶」と言い換えると分かりやすい。

怪は「あやしいこと、不思議なこと、化け物のこと」。

「怪物」と言い換えると分かりやすい。

「妖」も「怪」も「あやしいこと」で共通する言葉です。

どちらの漢字も「妖怪や怪物、物の怪」など化け物を表す言葉に使われています。

「妖」はあやしいこと、なまめかしいこと

「妖」はあやしいことで「妖気漂う、これは面妖なことを言う、妖術使い、羽がある妖精、不吉な妖雲、不思議な妖異、妖言はうわさ、人と妖怪の人妖、妖星は彗星・ほうき星」などと使います。

なまめかしいことでは「妖艶な姿、妖婦、妖治」などがあります。

もののけでは「妖怪変化、妖鬼、妖姫の姿をした化け物」などがあります。

「怪」はあやしいこと、不思議なこと

「怪」はあやしいことや不思議なことです。

「奇怪な出来事、怪傑黒頭巾、怪力の持ち主、幻怪、怪気炎を上げる、怪死を遂げた、怪我の功名、生兵法は大怪我の元、怪文書が出回る、怪訝な面持ち、怪しからん行い、怪盗ルパン」などと使います。

化け物では「妖怪、物の怪(もののけ)、怪獣ゴジラ、怪談牡丹灯籠、怪物」などがあります。

「妖・怪」に似た漢字に「奇」

「奇」はあやしい、不思議な、珍しい、思いがけないなどの意味を持ちます。

あやしいでは「奇術、奇妙」、不思議では「怪奇千万、奇々怪々」、珍しいでは「奇縁、奇貨、奇策、奇態、奇談」など、思いがけないでは「奇遇、奇襲、奇跡、奇想天外」などがあります。

その他「奇人、奇数、奇観、奇習、奇想曲、奇譚、奇異」などがあります。

「妖」と「怪」とは

「妖」はあやしいこと、なまめかしいことを言います。

「妖気、面妖、妖精」「妖艶、妖婦、妖姿媚態、妖治」「妖怪、妖鬼、妖姫」などと使います。

「怪」もあやしげなことと不思議なことなどの意味になります。

怪しげでは「奇怪、怪奇、怪傑、怪火、怪訝、怪談怪物、怪獣、幻怪」、不思議では「怪気炎、怪童、怪力、怪死」などと使います。

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