幽霊は、「目には見えないが、自分やその周りに干渉してくる現象、もしくは写真や動画に説明のつかないものが映っている現象」。
妖怪は、「人間が感じる恐怖や土地神、守護霊を絵で記したもの」。
お化けは、「幽霊と妖怪の区別を付けずに不可解な現象の総称」。
3つの単語の違いは、実際に説明のつかないことが目に見えるか見えないかです。
「幽霊」は、目には見えないが、自分やその周りに干渉してくる現象
上記で定義した「干渉してくる現象」とは、勝手にテレビがつく、寒く感じる、物が勝手に動いているなどです。
これらの現象は、人間の五感で感じることができます。
写真や動画についての説明は、信頼性が低いです。
なぜなら、加工や編集でいくらでも作れるからです。
しかし、9割が偽物であっても1割が本物の可能性があるので上記の定義に含めています。
「妖怪」は、人間が感じる恐怖や土地神、守護霊を絵で記したもの
妖怪を見たという人は非常に少ないと考えられます。
なぜなら、幽霊の干渉をバラエティ番組で紹介することはあっても、妖怪を見せる番組はないからです。
妖怪は、主に二つに分類されます。
一つ目は、人間の恐怖を絵で記したものです。
例えば、鬼や雪女です。
二つ目は土地神や守護霊を絵で記したものです。
例えば、座敷童子や河童です。
「お化け」は、幽霊と妖怪の区別を付けずに不可解な現象の総称
不可解な現象に「お化け」と呼ぶ人は二つの可能性が考えられます。
一つ目は、10代前後の子供が、幽霊や妖怪という言葉が難しいので言いやすいお化けと呼んでいることです。
二つ目は、幽霊や妖怪の区別がつけられない、あるいは区別するのが面倒だから言いやすいお化けと呼んでいることです。
実際に、3つの単語の中で使用頻度が高いのはお化けだと考えられます。
「幽霊」と「妖怪」の真偽
2つの単語の意味する現象が、本当に起こっているのか嘘なのかは誰にも分からないです。
しかし、それぞれの単語が存在するのは理由があります。
科学的に証明はできないが、理由があって不吉である場所では幽霊がいるような現象が起こりやすいです。
妖怪は、人間の恐怖や土地神を絵で記しており、特に土地神に分類される妖怪は、言い伝えや物的証拠、土地神が宿った理由などによって、現在まで消えることなく言葉や絵として存在しています。