俗事は「世間における日常の出来事のこと、つまらない煩わしい物事のこと」。
とりわけ言及するような必要性が低い、何でもない出来事などに対して使っていく言葉です。
俗塵は「俗世間における煩わしい事柄のたとえのこと」。
世の中には面倒な物事がいくつもありますけど、そういったものを表現するときに使います。
俗事に似ていますが、若干意味が異なります。
「俗事」の意味
俗事とは、世間における日常の出来事のこと、つまらない煩わしい物事のことです。
日常的によく見られるような出来事、つまらない、面倒だと感じられる出来事などに対して使っていく言葉になります。
そのような状況は普通にあると言えますけど、俗事という言葉はあまり有名ではありません。
そのため、この表現を見聞きするシーンはかなり少ないはずです。
「俗塵」の意味
俗塵とは、俗世間における煩わしい事柄のたとえのことです。
世間において十分に発生すると言える出来事のうち、面倒に感じるようなものだけを対象にする言葉です。
俗事とは意味がほぼ同じであり、違いを見出すことは難しいと言えると思われます。
でも、知名度の関係で、俗塵の方が見聞きするケースが少ないと言える可能性があると言えるでしょう。
「俗事」と「俗塵」の用法や用例
「世の中では日々いろいろな俗事が報道されているが、こんなものは人類の歴史で何度も繰り返されてきたものだろうに。
いちいち騒ぐことかね。
つまらないことで騒げる人たちの気持ちが理解できないよ。」
「世の中には俗塵と言えるものが大量に存在している。
そんな部分にいちいち注目していては時間の無駄だ。
価値のある情報だけに注目する癖をつけていくべきだろう。」
俗事と俗塵は似たような意味と言える
俗事と俗塵はともに世間における煩わしい部分、面倒な出来事などを表す言葉となっています。
したがって、両者の意味はそんなに変わらない状況であると言えるでしょう。
両者は同じような場面で使っていくことが可能になると思われるので、そこは知っておくといいです。
しかし、これらの言葉はそんなにメジャーなものではないはずです。