前略は「手紙において挨拶を省くときに使われる言葉のこと」。
本来は何らかのあいさつ文を記載することが多いですが、それを省いていきなり本題に入る際に使用されます。
上略は「言葉などにおいて、前の部分を略すこと」。
こういう略し方はあまりされないかもしれませんが、こういう言葉があること自体は知っておいた方がいいです。
「前略」の意味
前略とは、手紙において挨拶を省くときに使われる言葉のことです。
最初に何らかの挨拶を交えて、それから本題に入るケースが多いと思われるものの、特定の場合にはその挨拶の部分を省略することがあります。
前置きよりもとにかく本題をすぐに読んでもらいたいようなケースで、前略を用いていきなり本題から入ることになるのです。
「上略」の意味
上略とは、言葉などにおいて、前の部分を略すことです。
言葉を略すること自体は普通にありますけど、前の方の部分だけを略すので、ちょっと珍しいタイプの略し方になるのではないかと思います。
こういうケースはあまり多くないでしょうけど、全く見られないわけでもないので、一応知っておくと便利ではないかと思われるのです。
「前略」と「上略」の用法や用例
「手紙では前略が使われているケースの方が、いきなり本題に入ってスムーズでいいと思う。
個人的にはあいさつ文を読むのは面倒だから、必要ないだろうって思ってしまうんだよね。」
「言葉を略すときには上略という方法もある。
これは言葉の前の方だけを省いて略す手段であり、ちょっと珍しいタイプかもしれないな。
でも、例が全くないわけではないのだが。」
前略と上略は使用する場面が違う
前略と上略はなんとなく意味が似ていそうな言葉に見えるかもしれないですけど、意味が異なっていますし、そもそも使用する場面に大きな違いがあります。
前略は手紙などにおいてあいさつ文を省略するという意味ですが、上略は言葉を略すときに前の方を省くという意味で使っていくのです。
だから、そこで見分けることができるでしょう。