謄本とは、「すべて丸ごと書き写したもの」という意味であり、つまりは戸籍に入っている全員の事項すべてが書き写されたものを言います。
それに対して抄本とは「一部だけ抜粋したもの」という意味があり、戸籍に入っている個人事項のみを抜粋して写したものを言います。
また、個人事項証明とも呼ばれます。
戸籍謄本は、本籍地外での婚姻手続きや相続の際に必要となり、戸籍抄本はパスポートの申請の際に必要となります。
パスポートは公的な身分証明書にもなるため登録内容と相違があってはならないことから戸籍謄本の確認が必要になります。
「戸籍謄本」の意味
謄本とは、「原本すべて丸ごと書き写したもの」という意味があり、つまり戸籍謄本とは、戸籍に入っている親族全員の事項すべてが書き写されたものを言います。
戸籍謄本は、婚姻手続きや相続の手続きの際に必要となります。
婚姻手続きの場合すべてで必要になるわけではなく、本籍地以外で婚姻手続きする際に夫になる人、妻になる人それぞれの戸籍謄本が必要となります。
「戸籍抄本」の意味
戸籍抄本とは「一部だけ抜粋したもの」という意味があり、つまり戸籍に入っている個人事項のみを抜粋して写したものです。
個人事項証明とも言われています。
主にパスポートの申請の際に必要となります。
パスポートは公的な身分証明書にもなるため登録している内容と相違があってはならないことから戸籍抄本の確認が必要になります。
「戸籍謄本」と「戸籍抄本」の申請方法
本籍地の市区町村役所などで取得することが可能です。
ただし本籍地が遠方な場合や役所に行く時間がない場合には、郵送での取り寄せやマイナンバーカード(通知カード不可)があればコンビニで発行することが可能な市区町村もあるため、ぜひご活用ください。
どちらの書類が必要か判断つかない場合には提出先に確認するようにしましょう。
市役所の職員に使用理由などを伝えてみるのも一つの方法かもしれません。
また謄本・抄本どちらでもよい場合には個人情報保護の観点からも一部のみ抜粋したものの抄本を選択する方が安心と言えるでしょう。
今こそ知ろう 戸籍謄本・戸籍抄本の違いってなに?
パスポートの作成や婚姻手続きの為など、戸籍謄本や戸籍抄本を誰しも一度は取り寄せたことがあるかと思います。
しかし、戸籍謄本・戸籍抄本の役割や違いなど疑問に思われている方もたくさんいるのではないでしょうか?
そこで戸籍謄本と戸籍抄本の役割や違いについて説明したいと思います。
まず戸籍とは人の出生から死に至るまでの親族関係を登録公証するもので日本国籍を公的に証明する唯一の制度です。
自身の情報を証明する場合や親族関係について証明の必要がある場合に必要に応じた証明書が必要になります。