副題は「書物などにおける表題とは別につけられる題のこと」。
つまり、表題ほど重要ではない題という扱いであり、序列的には表題の下になるのです。
傍題は「和歌、連歌、俳諧において、題として主に詠むべきものからはずれること、書物に関して表題とは別につけられる題のこと」。
副題と同じ意味もありますが、全く違う意味もある状況です。
「副題」の意味
副題とは、書物などにおける表題とは別につけられる題のことです。
まず表題というメインのタイトルがありますが、それとは別に中身に関係する副題をつけることがあるのです。
こちらはサブタイトルという扱いになります。
副題という言い方も使いますけど、サブタイトルの方が有名かもしれないです。
そこに関しては知っておくといいでしょう。
「傍題」の意味
傍題とは、和歌、連歌、俳諧において、題として主に詠むべきものからはずれること、書物に関して表題とは別につけられる題のことです。
前者の意味はちょっとマイナーです。
したがって、傍題については後者の意味で使用されることが多いでしょう。
そして、こちらの意味は副題に割と近いと言えるので、そこについて覚えておくといいです。
「副題」と「傍題」の用法や用例
「この作品は表題よりも副題に凝っている感じがするな。
かなり時間をかけて考えたんじゃないかという部分が伝わってくるんだよ。
実際、副題を見て面白そうと思えてきたし。」
「表題とは別につけられているこの傍題を見ると、一体どんな内容なのかと気になってくるな。
傍題には内容の核心に触れるような絶妙なものが存在している場合もあるから。」
副題と傍題はほぼ同じ意味として使える
副題と傍題に関してはどちらも表題とは違う別の題のことを指しています。
したがって、意味としては同じですし、同様の場面で使うことができるのです。
でも、傍題については和歌、連歌、俳諧などの場面でも使うことが可能な言葉なので、そういった面も理解しておきましょう。
ただ、傍題という表現は馴染みを感じづらいはずです。