血も涙もないは「人間的な心情が全く見られない、非常に冷酷な性格であること」。
そういう性格をしている人に対して使っていきます。
割と有名な表現であると言えるはずです。
身も蓋もないは「表現があまりにも露骨すぎること」。
要するに包み隠さずストレートに表現してしまうので、望ましくないといったニュアンスになります。
冷酷さを感じさせる部分と言えるでしょう。
「血も涙もない」の意味
血も涙もないとは、人間的な心情が全く見られない、非常に冷酷な性格であることです。
つまり、通常の人間であればしないような対応をするような人に対して使う言葉です。
人間性を大いに否定する言葉であり、そんなに頻繁に使われる言葉ではありませんが、聞いたことがある人が大半だと思われるので、知名度はかなり高いはずです。
「身も蓋もない」の意味
身も蓋もないとは、表現があまりにも露骨すぎることです。
間違ったことは言っていないとしても、表現がストレートすぎて不快感をあらわにする人が出てくるケースで使います。
したがって、実際に身も蓋もないことを言うような人間は、それだけ冷酷という扱いを受けやすくなるので、血も涙もないと言われる人間と近い存在でしょう。
「血も涙もない」と「身も蓋もない」の用法や用例
「あそこまで叱責することはないだろうに。
こっちが悪いのはその通りだとしても、怒り方が尋常じゃなかったな。
みんなが見ている前で、あんな血も涙もない態度をよくとれるものだ。」
「身も蓋もないことを言うと、基本的には嫌われる傾向にある。
したがって、周囲の評価を気にするのであれば、表現の仕方にはかなり気を遣った方がいいだろう。」
血も涙もないと身も蓋もないはどちらも冷酷な面を見せるときに使う
血も涙もないと身も蓋もないは本来の意味は異なっています。
しかし、これらの言葉は特に亭の人が冷酷な面を見せたときに使うのです。
そういう行動をすべきじゃないという、批判をする意図で使用する面もあるので、これらの言葉はそこに関しても覚えておきましょう。
表現としてはそれなりに有名ですけど、使う機会は多くないです。