「強さ」と「強み」の違い・意味と使い方・由来や例文

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強さは「強いという形容詞を名詞化した言葉のこと。」

「強い」と言い換えると分かりやすい。

強みは「強いという形容詞の名詞化した別の言い方のこと」。

「優位」と言い換えると分かりやすい。

形容詞を名詞化することは普通に行われています。

「い」の代わりに「さ」を付ければ名詞になります。

しかし、「み」を付ける場合は限られた形容詞にしかありません。

「強さ」は「強い」の名詞

「強さ」は形容詞「強い」が名詞となった言葉で、「強いこと」です。

「誰も寄せ付けない強さの秘密はなんですか」「もう少し強さが必要だな」「動きに力強さを感じない」「鋼は鉄よりも強さがある」「握力計は握る力の強さを測るものです」「化繊は木綿より強さがある繊維だ」「強さの反対は弱さ」「筋肉の強さとしなやかさは異なるもの」などと使います。

「強み」はセールスポイントのこと

「強み」も形容詞「強い」の名詞ですが、同じ名詞の「強さ」とは異なる意味合いがあります。

「優位なこと、セールスポイントとして強調できること」という意味になります。

「わが社の強みはワンストップであることだ」「あのスーパーの強みは低価格であることだ」「百貨店の強みは高級感にある」「この製品の強みを言ってみなさい」「技に切れのある選手は強みがある」などと使います。

「強み」は「強さ」とは違う使い方

「強さ」は「強いこと」を意味しますが「強み」は「比較対象に対して優位にあること」を意味します。

強いことは弱いことに対して優位にありますが、物理的なことです。

「強み」で言う優位は物理的なことを含めて、あらゆる事柄に対して比較対象に優位にあることを言います。

優位にあることはセールスポイントとして使えるということです。

「強さ」と「強み」とは

「強さ」も「強み」も形容詞「強い」の名詞ですが、意味するところは若干異なります。

「強さ」は物理的や精神的に「つよいこと」を意味します。

「強み」は物理的精神的を含めて「比較対象に対して優位にあること」を意味します。

「将棋の強さは段位で表す」「天才棋士の強みは読みの早さと深さにある」「ナイロンの強みは引っ張っても切れない強さにある」などと使います。

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