諸君は「対等かそれ以下の多数の相手に対して、親しみを込めて言う言葉のこと」。
複数人をまとめて言うときに使いますが、対象となっている人たちは話者にとって親しいケースが多いです。
諸兄は「何人かの男性に対して、尊敬の気持を込めて呼ぶ言葉のこと」。
諸兄の場合には、そう呼ぶ対象が基本的に男性であり、そこは大きなポイントです。
「諸君」の意味
諸君とは、対等かそれ以下の多数の相手に対して、親しみを込めて言う言葉のことです。
自分と同じ立場か、下の立場の人たちに対して、複数人をまとめて表現する際に使う言葉と言えます。
いろいろな場面で使われている表現であり、これを聞いたことがない人は少ないのではないかと思われます。
でも、使うのはたいていは男性になるはずです。
「諸兄」の意味
諸兄とは、何人かの男性に対して、尊敬の気持を込めて呼ぶ言葉のことです。
基本的には男性に対して使う言葉であり、そこは大きなポイントになると思われます。
意味は諸君と似ていますけど、諸兄はどうしても相対的にマイナーな表現になります。
だから、使用頻度はあまり高くありませんし、これを知らない人もそこそこいるはずです。
「諸君」と「諸兄」の用法や用例
「諸君はこれから社会に出ていき、それぞれの分野で活躍してくれるに違いない。
ただ、ときにはここで学んだ日々を思い出してもらいたい。
そして、ぜひ糧にしてもらいたい。」
「本当に諸兄に関しては頭が上がらない。
知らないうちに人間として大きく成長していたようだ。
だからこそ、ここまで素晴らしい成果を出すことができたんだと思う。」
諸君と諸兄はほぼ同じ意味
諸君と諸兄は複数人をまとめて呼ぶときに使われる言葉であり、それぞれを使用する場面はだいたい同じと言えるでしょう。
しかし、諸兄については主に男性に対して使っていく表現になるので、女性が混じっているときには通常使われません。
そこが一応違いになるため、覚えておくといいと思われます。
また、諸君は有名ですけど、諸兄はあまり使われない表現でしょう。