愚行は「馬鹿げていると言えるほどに愚かな行為のこと」。
たいていは周りの人たちが使いますが、後々になって自分で気付いて使うケースもあります。
醜行は「恥ずべき、醜いと言える行為のこと」。
これもどちらかと言えば、自分以外の人間が使うことが多いでしょう。
周りの人たちが特定の人の行為を批判するときに使用するのです。
「愚行」の意味
愚行とは、馬鹿げていると言えるほどに愚かな行為のことです。
傍から見たら、そのような光景にしか見えない場面で使っていくわけですが、本人はあくまでも愚行とは思っていないことが多いです。
したがって、愚行は自分の言動などに対して使うことはほとんどありません。
基本的には他人に対して使うことになるのです。
そこはポイントです。
「醜行」の意味
醜行とは、恥ずべき、醜いと言える行為のことです。
意味は愚行に似ていると言えます。
そして、醜行についても多くの場合は自分以外の人間が使っていくことになるはずです。
基本的には周りの人間が特定の人の行為をこうやって評価していくことになりますから、愚行と共通点は多いです。
でも、愚行ほど知名度は高くないと言えますが。
「愚行」と「醜行」の用法や用例
「ギャンブルで今月の給料を全部使ってしまうとか、さすがに愚行だろう。
俺の知り合いが実際にそうなってしまって、お金を貸してくれとしつこい状況なんだよ。」
「いい大人が公共の場で、あんなに駄々をこねる姿は見たことがない。
無関係な俺まで恥ずかしい気持ちになってきたよ。
まさに醜行と言えるような現場に遭遇した気分だな。」
愚行と醜行は同じような光景に対して使う
愚行と醜行はともに望ましくない行為という意味で使っていきます。
意味は全く同じではないですけど、だいたいニュアンスは似ていると言えるでしょう。
両者は基本的に行為をした本人が使うことはほとんどなく、周りの人たちが使用していくことになります。
これらの表現はそんなに有名ではありませんが、愚行はたまに聞くことになるでしょう。