きわどいは「下品なこと、ぎりぎりのこと、危ういこと」。

「限界」と言い換えると分かりやすい。

あわやは「命拾いすること、惜しいこと、絶体絶命なこと」。

「命拾い」と言い換えると分かりやすい。

「きわどい」はいろいろな意味を持つ言葉です。

放送禁止になるような公序良俗違反行為や限界に近いぎりぎりの言動のこと、危険な状態のことなどを言います。

「あわや」も「ひょっとすると」という意味で、「まかり間違えば」一大事ということです。

「きわどい」は「際疾い」と書く

「きわどい」は「際疾い」と書き、「限界ぎりぎりのこと、危険なこと、下品なこと」などの意味を持ちます。

「際」は「限界」ということです。

「それを行えば間違いなく、ダメ、NGなこと」に限りなく近い行為を行うことです。

それが猥褻な事柄であったり、危険な行為であったりするのです。

「きわどいシーンが放映された」「きわどいことが受けるとは限らない」などと使います。

「あわや」は危険が迫った時に使う副詞

「あわや」は危ない時に使う副詞です。

危険な事柄が直前まで迫っているときに、運よく回避ができた時に使います。

「あわや」は回避されたので、実際には一大事にはならなかったことです。

「あわや衝突かと思われたが、直前で停止した」「あわや喧嘩になるところを仲裁が入って事なきを得た」「目前に雷が落ちて、あわや即死だった」などと使います。

「きわどい」も「あわや」もぎりぎりのこと

「きわどい」は「際」が限界のことでぎりぎりの状態を言います。

「あわや」も回避されるのですが、ぎりぎりでの回避ですから、どちらもぎりぎりのことを言います。

「あわやポロリとなるきわどいシーンだった」「あわや衝突かときわどい情勢になっている」「あわや墜落かというきわどい綱渡り」「あわやこの世も終わりかというきわどい大隕石通過」などと使います。

「きわどい」と「あわや」とは

「きわどい」は「際疾い」と書きます。

「際」が限界のことを意味しますから、「ぎりぎりの状態」ということになります。

「一歩間違えればダメなこと」という意味で広く使われます。

「あわや」もぎりぎりで危険を回避することです。

「一歩間違えれば大惨事」ということです。

どちらの言葉も限界まではいくものの、直前回避という点では同じです。

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