じゃれるは「犬などが無邪気に道具や人と遊ぶこと」。
「無邪気」と言い換えると分かりやすい。
たわむれるは「本気で遊んではいないこと、ふざけること」。
「ふざける」と言い換えると分かりやすい。
「じゃれる」も「たわむれる」ももとは「戯」という漢字から派生しています。
「戯」は「戯れる・ざれる」という言葉なので、「戯れる」が「じゃれる」になったものです。
「たわむれる」も「戯れる」と書きます。
「じゃれる」は「ざれる」から派生
「じゃれる」は犬が飼い主にまつわりついている様子のことです。
古語の「戯る・ざる」から派生しています。
「洒落・しゃれ」も同じ語源です。
「犬がじゃれつく」「犬がじゃれ回る」「じゃれている犬はかわいい」「ざる~ざれる~じゃれる」となったものです。
犬だけでなく猫にも使います。
「猫じゃらしに反応して、じゃれ回る猫」と使います。
「たわむれる」はふざけること
「たわむれる」は「戯れる」と書き、遊ぶこと、ふざけて遊ぶこと、本気ではなく遊ぶことなどの意味になります。
「女性に対して遊び半分で付き合うこと」「戯れとはふざけること、いたずらをすること、おどけることなどのこと」「石川啄木の句にカニと戯れるがある」「時間つぶしの尻取り遊びは戯れと言う」などと使います。
「戯」は「じゃれる・戯れる・洒落・お遊戯」などの言葉に
「戯」は古語の「ざる」に使われ、「じゃれる・戯れる・洒落・お遊戯」などの言葉になっています。
基本的な意味は「遊ぶ」になります。
それぞれ「無邪気に遊ぶ様子・本気でなく遊ぶこと・気の利いた言葉・幼児の遊び」などの意味になります。
また、「じゃれる・たわむれる」には「からかう・ふざける・活動的に遊ぶ」などの意味もあります。
「じゃれる」と「たわむれる」とは
「じゃれる」は「戯れる」と書き「たわむれる」と同じです。
語源は古語「戯れる・ざれる」からきています。
無邪気に遊ぶこと、体にまつわりつくことなどの意味があり、犬や猫が飼い主と遊んでいる様子のことです。
「たわむれる」も遊ぶことですが、遊び半分で本気でないこと、ふざけていること、おどけることなどの意味になります。