背水の陣は「川や海などを背にした陣立てのこと、後に引けない場所で戦う構えのこと」。
要するに、この戦いに負けたらおしまいである、死ぬだけであるといった意味で使っていく言葉になります。
大死一番は「一度死んだつもりになって奮起すること」。
つまり、死ぬ覚悟を持って行動するという意味になります。
背水の陣と意味はかなり似ていると言えるのです。
「背水の陣」の意味
背水の陣とは、川や海などを背にした陣立てのこと、後に引けない場所で戦う構えのことです。
基本的にはもう後には引けない、失敗したら終わりであるという覚悟のもと、何らかの行動をとっていくシーンで使っていきます。
かなり有名な表現と言えるため、知らない人はほぼいないと言えるでしょう。
でも、実際に使用する機会はそこまで多くないと思われますが。
「大死一番」の意味
大死一番とは、一度死んだつもりになって奮起することです。
一度死んだつもりになるという、とんでもない覚悟を持って物事に当たるときに使っていく言葉であると言えます。
この覚悟に関しては背水の陣と同じようなシチュエーションであると言えるので、同じようなシーンで使用することができると思われます。
でも、背水の陣よりはマイナーな表現でしょう。
「背水の陣」と「大死一番」の用法や用例
「背水の陣の覚悟で挑んでいかないといけない。
後に引けない状況をあえて作り出すことで、迷いを生じさせないことも必要だからな。
今回はそういう作戦でいきたいと思う。」
「大死一番の気持ちを持つと、完全に吹っ切れるんじゃないかな。
1回死んだと思えれば、これから仮に死ぬ可能性があっても、そんなに怖く感じないだろうし。」
背水の陣と大死一番は同じような意味と言える
背水の陣と大死一番はともに後がないという覚悟を決めるという意味であり、それぞれは意味がかなり似ている状況と言えるでしょう。
したがって、両者を意味において区別するのはちょっと難しいかもしれません。
でも、一般的には排水の陣の方が明らかに有名と言えるでしょう。
逆に大死一番は知らないという人がそれなりにいそうです。