弊習は「悪い風習やしきたりのこと」。
特定のエリアに存在している風習やしきたりについて、特に外部の人から見たときにマイナスイメージが強いケースで使っていく言葉です。
陋習は「悪い習慣のこと」。
習慣という言い方ではありますけど、弊習との違いは微妙です。
要するに傍から見たときに悪い印象を覚えるような習慣に対して使うのです。
「弊習」の意味
弊習とは、悪い風習やしきたりのことです。
特定の地域などに存在する風習、しきたりに対する評価をする言葉と言えます。
外部の人たちから見て、意味不明だったり、理解できないような内容のケースで使っていく言葉と言えるでしょう。
実際にその風習やしきたりを実践している人たちにとっては意味があると思っていても、周りはそうとは限らないのです。
「陋習」の意味
陋習とは、悪い習慣のことです。
こちらも傍から見たときにマイナスな印象を浮かべる習慣に対して使っていく言葉になります。
でも、陋習という言い方はあまりメジャーではありません。
したがって、日常生活で見聞きする可能性はかなり低いと思われます。
弊習もそんなに有名な表現ではないですが、陋習はほとんど使われない可能性があります。
「弊習」と「陋習」の用法や用例
「世の中にはいろいろな弊習があって、俺達には到底理解できないものが含まれているんだ。
ただ、世の中には多くのコミュニティがあるから、それは当然かもしれないけどね。」
「陋習と言えるような、意味不明な習慣が存在している場合があるが、なぜそういったものを続けるのだろうか。
本人たちは合理的だと思っているのだろうか。」
弊習と陋習はほぼ同じ意味
弊習と陋習に関しては、意味の違いはほぼないと言えるはずです。
どちらも特定の習慣やしきたりなどに関して、悪い評価をするときに使っていくのです。
したがって、意味自体はそんなに変わりません。
区別をすることはかなり難しいと言える状況になるのです。
そして、使用頻度においてもあまり変わりませんから、そこも覚えておきましょう。