平易は「すぐに理解できるやさしいこと」。
「容易」と言い換えると分かりやすい。
明解は「物事や言葉がはっきりと理解できること」。
「即理解」と言い換えると分かりやすい。
「平易」は小難しくなく、容易に理解が出来ることです。
見ただけでは何のことかすぐに分からず、また、考えても分からず、説明をされてやっと分かるということは「難解」と言います。
「難解」ではないことが「平易・明解」となります。
「平易」はやさしいこと
「平易」は理解が容易で難しくないことです。
つまり、やさしいことになります。
日本語は中国の漢字が入って以来、漢語で表現されることが多く「難解」になりがちになります。
本来の日本語は容易に理解できる言葉だと感じます。
漢字は非常に便利でなくてはならないものですが、必要以上に難しく使わない方が言葉としてはのです。
「明解」は「明らかに理解すること」
「明解」は「難解」の反対です。
ハッキリと分かりやすく理解をすることです。
難しい言葉や事柄について、平易な解説で理解を容易にすることです。
タイトルに「明解」を使っている国語辞典がありましたが辞書は総じて「明解」なのです。
熟語は漢語で二文字や三文字熟語は日常的に使われますが、四文字になると格段に難しさが上がり、よほど平易なものでないと理解に窮します。
「明解」であれば「平易」になり理解可能
「明解」な解説や説明は辞書に記載されている文章を読めば納得がいくものです。
基本的に読んで分かることが辞書の使命なのです。
読んでも分からないものは辞書ではありません。
用語集や技術書には専門用語が羅列された解説がありますが、専門外の人間にはほとんど理解はできないものです。
しかし、現代はインターネット機能により、あらゆる言葉や事柄について検索が出来ますから、そのような「難解」なものでも理解は出来るのです。
「平易」と「明解」とは
「平易」はやさしいことで理解が容易なことです。
「明解」はハッキリと理解が出来ることです。
「明解」であることは「平易・容易・簡単・やさしい」ことが必要です。
辞書類はすべからく「明解」を旨とするものになります。
インターネットによりどのような「難解」な言葉も事柄も「平易」に解説がなされているのですから、どのような言葉も理解可能となります。