一往一来は「何かが往復している状況であること」。
要するに往復という言葉で言い換えることができるわけで、そっちの方が有名な表現と言えると思われます。
行ったり来たりは「何かが往復している状況であること」。
要するに、これに関しても往復という言葉で表すことができるので、一往一来と同じ意味の言葉であると言っていいでしょう。
「一往一来」の意味
一往一来とは、何かが往復している状況であることです。
そういった状況を表現する言葉ですが、往復という言葉の方が一般的であり、簡潔でもあるので、この一往一来という表現はそこまで使われません。
したがって、聞いたことがないという人もいるかもしれないです。
でも、どこかで見聞きする可能性はあるので、頭に入れておきましょう。
「行ったり来たり」の意味
行ったり来たりとは、何かが往復している状況であることです。
したがって、こちらも往復を意味する言葉と言え、一往一来との違いはほぼないでしょう。
行ったり来たりという表現はそこそこ使われます。
特に会話の中で出てくることがあり、いろいろなシーンで見聞きしやすい表現と言えます。
馴染みを感じやすい言葉と言えるはずです。
「一往一来」と「行ったり来たり」の用法や用例
「今日はお店の中をお客さんが一往一来といった状況が続いているね。
それだけ繁盛しているということだから、問題はないんだけど。
でも、休む暇がなかなかないんだよ。」
「あの人はさっきからこの辺を行ったり来たりしている。
もしかして道に迷って、行き先が分からないんじゃないかな。
声をかけてあげた方がいいかもしれないね。」
一往一来と行ったり来たりは全く同じ意味の言葉
一往一来と行ったり来たりに関しては、どちらも往復と言える状況を表しており、意味の違いはほぼありません。
したがって、意味において区別をすることは現実的ではないのです。
でも、これらの言葉においては、行ったり来たりの方が頻繁に使われるでしょう。
多くの人たちが日常的にこの表現を実際に使用しているものと思われます。