一諾千金は「一度承知して引き受けたとしたら、それは千金にも換えられない価値があること」。
要するに信頼が厚いとか、約束は絶対に守るべきといった意味で使われる言葉です。
そこまで知名度は高くないです。
一攫千金は「一つかみで千金を得ること、1度に多くの利益を手にする状況のこと」。
基本的には1度のチャンスで莫大なお金を得るようなシーンで使っていきます。
滅多にない状況と言えるでしょう。
「一諾千金」の意味
一諾千金とは、一度承知して引き受けたとしたら、それは千金にも換えられない価値があることです。
何らかの依頼を受けた時点で、自分への信頼が厚いことを意味するわけですが、そんな依頼を承知した時点で、非常に高い価値が存在していると言える状況となります。
したがって、その依頼はなんとしてでもこなすべき、約束は守るべきと言えるのです。
「一攫千金」の意味
一攫千金とは、一つかみで千金を得ること、1度に多くの利益を手にする状況のことです。
多くが知っている有名な言葉ですから、意味も理解している人が多いでしょう。
1度のチャンスで一気に大量のお金を手にするような場面で使われます。
ギャンブルに当たったシーンなどは顕著であり、そのような場面で実際に使っていく言葉なのです。
「一諾千金」と「一攫千金」の用法や用例
「今回は俺を頼って依頼してきてくれたんだ。
したがって、この頼みは何としてでも叶えてやらないといけない。
一諾千金だと思って、真剣に取り組んでいかないといけないな。」
「宝くじに当たれば、一攫千金も夢じゃない。
今までの平凡な暮らしとは違う、贅沢三昧の毎日を送れるかもしれないんだ。
そういう意味では本当に夢があるよな。」
一諾千金と一攫千金は意味が異なっている
一諾千金と一攫千金は表現としては似ています。
しかし、意味は違うのです。
一諾千金は依頼を承知することに関して、高い価値を有しているという意味ですけど、一攫千金は1度のチャンスで多くの利益を得るといった意味です。
したがって、似ている表現ではありますが、使用する場面には明らかな違いがあるので、そこを覚えておきましょう。