赤十字は「アンリ・デュナンが提唱した赤十字・赤新月社のこと」。

「赤十字病院」と言い換えると分かりやすい。

白十字は「医療と介護用品の会社のこと」。

「白十字株式会社」と言い換えると分かりやすい。

複十字は「結核予防のシンボルのこと」。

「複十字シール」と言い換えると分かりやすい。

これらの言葉は「キリスト教の十字架」が元になっています。

「赤十字」は人道機関のこと

「赤十字」はノーベル賞受賞者のスイス人・アンリ・デュナンが提唱したもので「人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性」の七原則を掲げて一国に一つの組織を持ち、全世界に網羅している組織です。

日本では「日本赤十字社」があり、「赤十字病院」の経営、献血、寄付、ボランティア、災害救護、講習などを行っています。

「白十字」は会社

「白十字」は当初「脱脂綿・カーゼ・包帯」などから始まり、現在は医療と介護現場での用品を扱っている会社です。

家庭向け製品や医療現場、介護現場で必要とされている製品を供給しています。

家庭向けには「オムツ・消臭剤・タオル」などの介護用品、医療現場には「感染対策製品・脱脂綿・ガーゼ・オペ用品・包帯」など、介護現場には「オムツ・パット」などを扱っています。

「複十字」は結核予防のシンボルマークのこと

「複十字」とは昔はキリスト教の一派や十字軍で使用されていたシンボルですが、現在は「結核予防運動の世界共通のマーク」となっています。

運動の一環として「複十字シール」が有名です。

シールは郵便切手のような形をしています。

1950年代から毎年発行されているもので、シールを買うことで募金がされるような仕組みとなっています。

「赤十字」と「白十字」と「複十字」とは

「赤十字」はアンリ・デュナンが提唱したもので、世界的なネットワークがあり一国に一つの組織が存在します。

人道的な独立組織で、病院経営や献血、寄付、災害救護などを行っています。

「白十字」は医療や介護現場にオムツや脱脂綿・包帯などの供給を行っています。

「複十字」は結核予防運動のシンボルです。

複十字シールにより募金を行っています。

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