「あだ花」と「無駄花」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

あだ花は「花は咲いても実を付けない植物のこと。」

「ヤマブキ」と言い換えると分かりやすい。

無駄花は「あだ花の別の言い方のこと」。

「あだ花」と言い換えると分かりやすい。

どちらの言葉も実を付けない花のことを言います。

転じて、華々しい行動の割には成果や結果が伴わないことを言います。

雌雄異株の植物が該当します。

「あだ花」は雌雄異株のこと

「あだ花」は花を咲かせるのですが、その結果としての実は付けない植物のことです。

雌雄異株と言い、雄蕊だけの花を付けるものと雌蕊だけの花を付けるもの、どちらも退化してないものなどがあると言うことです。

普通の花は雌雄同株の花になり受粉により実がなるのです。

転じて、華々しい割には結果の伴わないことを「あだ花」と呼んでいます。

「無駄花」は「あだ花」のこと

「無駄花」は「あだ花」の別称ですから、同じものです。

「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞかなしき」と言う古歌は、兼明親王が呼んだ有名な和歌です。

歌にある八重山吹は「無駄花・あだ花」の代表格になります。

転じて、「無駄花」も「あだ花」と同じように、結果や成果の伴わない華々しい行動などのことを言います。

「あだ花・無駄花」の例

花は咲いても実のならない植物は「あだ花・無駄花」と言いますが、例えば「イチョウ・ソテツ」などになります。

最近では綺麗な花が咲いているものを買っても種が成らずに繁殖が出来ないものが増えていますが、無意図的にそのようにしていると言われています。

購入した花が種を付けては販売が立ち行かなくなるという理由からです。

「あだ花」と「無駄花」とは

「あだ花」は雌雄別の花になっていることが原因です。

雄蕊花と雌蕊花が別別にあると言うことです。

「無駄花」は「あだ花」の別称ですから、同じものです。

「あだ花・無駄花」はイチョウやソテツ、八重ヤマブキ、ツツジ類などの他いろいろとあります。

転じて、華々しい活躍の割には成果や結果を伴わないことを言うことがあります。

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