おあつらえ向きは「物事の状態などが注文通り、あらかじめ希望していた通りであること」。
こういった意味の言葉なので、基本的にはいい意味で使われますが、中には状況などが整えられすぎているとして、ネガティブな意味で使われることもあります。
恰好は「ちょうどいい、似つかわしい状況のこと」。
いろいろなものを対象にできますが、特定の存在が最適である、望ましいと言えるような場面において使っていくことが多いと言えるでしょう。
「おあつらえ向き」の意味
おあつらえ向きとは、物事の状態などが注文通り、あらかじめ希望していた通りであることです。
望んだ通りの状況になっているため、非常に好ましいという言い方が可能でしょう。
しかし、あまりにも望んだ通りの状況になりすぎている、できすぎていると感じるときにもこの表現を使用することがあるので、それに関しても覚えておきましょう。
「恰好」の意味
恰好とは、ちょうどいい、似つかわしい状況のことです。
理想的な状況が広がっているときに使うので、おあつらえ向きと特に意味は変わりません。
恰好に関しては、恰好だけで使われることは多くありません。
何らかの別の言葉をともなって使用されることが多いです。
例えば、格好の相手とか、そういう言い方を実際にしていくことが多いでしょう。
「おあつらえ向き」と「恰好」の用法や用例
「今回のシチュエーションはあまりにもおあつらえ向きすぎやしないか。
誰かが仕組んだ、わざと用意した、そんな雰囲気が感じられる。
したがって、注意した方がいい気がする。」
「今回の試合は俺にとっての格好の舞台だ。
これまで多くの練習を積んでパワーアップしてきたからな。
その姿を多くの人たちに披露できるいい機会と言えるだろう。」
おあつらえ向きと恰好は意味はほぼ変わらない
おあつらえ向きと恰好はともに理想的な状況といった意味があり、特に違いはありません。
同じような場面で使っていくことができるはずです。
しかし、おあつらえ向きに関しては、その理想的な状況に対して否定的な見方をするときにも使用することがあります。
したがって、おあつらえ向きには特殊な使用方法もあるので、そこは覚えておきましょう。