耳を傾けるは「人の言っていることを注意深く聞くこと。」
「傾聴」と言い換えると分かりやすい。
聞き耳を立てるは「人の言っていることを陰で密かに注意深く聞くこと」。
「盗み聞き」と言い換えると分かりやすい。
どちらの言葉も人の言っていることを注意深く聞くことで共通しています。
それが公なのか人知れずなのかの違いがあります。
「耳を傾ける」は人の意見をよく聞くこと
「耳を傾ける」は「傾聴」のことで、話や意見などを積極的に聞くことです。
ぼんやりと聞いているのではなく、意図的、積極的に聞くことになります。
何を言っているのか、この件に対する意見とは何かなど問題意識を以って話を聞くことです。
音楽にも使い好きな音楽や歌をレコードやテレビ、ラジオ、CD、パソコンなどにより聴き込むことです。
「聞き耳を立てる」は盗聴のこと
「聞き耳を立てる」はひそかに人の話すことを聞くことですから、盗聴や近くにいても気付かれずに陰で聞くことになります。
自分に関係あることを話していれば猶更、「聞き耳を立てたく」なります。
「耳を傾ける」と言うオープンな行為ではなく、陰で密かに行うことなのです。
そのような機会は余りないと思いますが、盗聴装置を仕掛けておけば可能となります。
「耳を傾ける」も「聞き耳を立てる」も注意深く聞くこと
「耳を傾ける」と「聞き耳を立てる」は意識を集中して相手の話を聞き取る行為です。
相手の意見を聞く場合や講演会での話などはオープンですから耳を傾けて聞き取ります。
反面、裏でこそこそ密かに行うのが「聞き耳を立てる」と言う行為になります。
「密かに耳を傾ける」と言うことです。
「壁に耳あり」と言うことわざもあります。
「耳を傾ける」と「聞き耳を立てる」とは
「耳を傾ける」は相手の意見などを積極的に聞いてあげることです。
特に目上の人が目下の人間の意見を聞く時に使います。
「少しは私の話に耳を傾けて下さい」「何をいいたいのか耳を傾けてみよう」などと使います。
「聞き耳を立てる」はマイナスイメージのある言葉です。
聞いてはいけないことや自分に関することなど、知りたいことを知る手段なのです。