生気は「生き生きとした気力のこと」。
要するに活気のことを表す言葉です。
基本的には生気がないといった言い方をすることが多く、否定的な表現を使うケースが大半でしょう。
英気は「何かをしようとする元気のこと」。
特定の行動を実際にとるために必要な元気を指している言葉であり、やる気といった言葉に言い換えられる可能性があります。
生気と意味は近いですが、全く同じとは言い難い面があるでしょう。
「生気」の意味
生気とは、生き生きとした気力のことです。
やや漠然とした意味とはなっていますが、そのように感じるような気力を指した言葉と言えます。
したがって、見た目からそういった部分が感じられれば、その人には生気があると言えるわけです。
日常生活で頻繁に耳にする言葉ではありませんが、それなりに見聞きする可能性はあるでしょう。
「英気」の意味
英気とは、何かをしようとする元気のことです。
特定の行動を起こすための元気と言えるので、やる気といった言葉で言い換えることもできるでしょう。
何か行動を起こすための気力がないと感じられれば、英気がないという評価になるのでしょう。
ただ、英気に関しては、英気を養うといった表現が特に有名なので、そこは覚えておきましょう。
「生気」と「英気」の用法や用例
「あいつからは生気がほぼ感じられないぞ。
一応生きてはいるんだが、顔は死んだような表情をしているし、本当に人間なのかと思えてくるような雰囲気だ。」
「最近は仕事ばかりで、そっちに体力を完全に奪われてしまっているんだ。
このままでは趣味に没頭することが全くできないから、しばらくは英気を養いたいと思うんだよな。」
生気と英気は似たような意味の言葉
生気と英気に関しては、同じような意味であると評価できます。
どちらも元気ややる気を表す言葉であり、そこまで大きな違いはありません。
ただ、生気は基本的には自分で使うことはあまりなく、他人が使用するケースが多いですけど、英気は自分に対して使うことはよくあるので、そういった部分で一応の違いは存在しているでしょう。