立ち入り禁止は「特定のスペース内に人が入ってくるのを禁じている状況のこと」。
いろいろな理由で、ある一定の範囲内に人が入ってくるのを禁じている状況を立ち入り禁止と言います。
日常生活でよく見かける光景でしょう。
出入り禁止は「特定の場所に出入りするのを禁じている状況のこと」。
出入り禁止の場合には不特定多数ではなく、特定の個人を指して使われることが多いです。
「立ち入り禁止」の意味
立ち入り禁止とは、特定のスペース内に人が入ってくるのを禁じている状況のことです。
危険などの理由により、特定の範囲内に人が入るのを禁止している状況で使っていく言葉になります。
この立ち入り禁止は不特定多数に対して行われる措置で、基本的には関係者を除いて全員が入ることができないケースで使用することが多いでしょう。
「出入り禁止」の意味
出入り禁止とは、特定の場所に出入りするのを禁じている状況のことです。
こちらは不特定多数ではなく、特定の人に対して行われる措置になります。
つまり、大半の人たちは普通に出入りできる状況です。
たいていは何らかのお店がとる措置であり、お店にとって不都合な客の出入りを禁止する意図があって行われると言えるのです。
「立ち入り禁止」と「出入り禁止」の用法や用例
「今工事をしている場所は基本的に入ることができない。
立ち入り禁止の看板が立っている。
確かに工事の現場は非常に危ないからな。
近寄らない方がいいだろう。」
「この前、あのお店で騒ぎがあったみたい。
どうやら喧嘩が起きたみたいなんだけど、当事者は出入り禁止になったみたいだね。
そりゃそうなるだろうなという感じだけど。」
立ち入り禁止と出入り禁止は対象になる人たちが異なる
立ち入り禁止と出入り禁止はともに、特定の場所に入れない措置に対して使っていく言葉ですが、立ち入り禁止は不特定多数の人たちを対象にするものの、出入り禁止は一部の特定の人たちを対象にするので、そこに大きな違いがあるのです。
両者は言葉自体は似ている面がありますけど、きちんと区別できるポイントはある状況なのです。