口が堅いは「言ってはならないことを他言しないような性格であること」。
秘密はちゃんと守るという意味で使われ、そういった性格の人を指して使います。
かなりメジャーな表現になるでしょう。
口が重いは「口数が少ない、饒舌ではないこと」。
要するに普段からあまり喋らない、寡黙な人に対して使っていく言葉です。
ただ、表現としてはそこまで有名ではないと評価できるでしょう。
「口が堅い」の意味
口が堅いとは、言ってはならないことを他言しないような性格であることです。
秘密にしておいてほしいと頼まれたことなどに関して、他人に決して言わないような、そういう性格の人に対して使っていきます。
口が堅いという表現はかなり有名なので、至るところで聞く可能性があると言葉と評価できますし、馴染みを感じやすいと言えるのではないかと思われます。
「口が重い」の意味
口が重いとは、口数が少ない、饒舌ではないことです。
要するに普段あまり喋らない性格の人という言い方ができます。
寡黙な人に対して使っていくのですが、口が重いという表現は世間的になあまり知られていないでしょう。
つまり、寡黙などの表現と比べるとマイナーであり、実際に見聞きする機会はあまり多くないと言えるはずです。
「口が堅い」と「口が重い」の用法や用例
「この人には話してもいいんじゃないかな。
かなり口が堅い人だから、他言することはまずないだろう。
相談する相手としては非常に望ましい状況ではないかな。」
「俺は非常に口が重い性格だ。
普段から話す機会は多くないし、饒舌という雰囲気は全くない。
言い換えればクールという言い方もできるのだろうが、個人的にはコンプレックスを感じているんだ。」
口が堅いと口が重いは全く別の意味
口が堅いと口が重いに関しては、表現としては似ているように見えます。
しかし、それぞれの意味は異なっているのです。
口が堅いは秘密にすべき内容を他人に話さない性格という意味で使われますが、口が重いは口数が少ない、寡黙であるという意味で使っていきます。
したがって、両者は明確に区別ができますから、こういった点を覚えておきましょう。