広島市は「中国地方にある広島県の県庁所在地のこと」。

「原爆」と言い換えると分かりやすい。

北広島市は「北海道にある広島県民が造った市のこと」。

「広島由来」と言い換えると分かりやすい。

どちらの市も遠く離れているのに「広島」と付いている訳は、広島県民が造ったという共通点があるからです。

「北広島市」は当初は「広島村」「広島町」と言っていました。

「広島市」は県庁所在地

「広島市」は広島県の県庁所在地で、戦時中アメリカにより原子爆弾が投下されたことでも世界的に知られた都市です。

戦国時代は毛利輝元の拠点であり、江戸時代は浅野家が支配していました。

現在は、百万都市であり国際平和文化都市として栄えています。

近くには安芸の宮島・厳島神社のあることでも有名です。

カキやノリが特産物です。

「北広島市」は北海道にある

「北広島市」はなぜか北海道にあります。

札幌市に隣接する都市で人口も5~6万人に上りますが、元は明治初期に広島から入植した103人が始めた村でした。

「札幌郡広島村」としてスタートしたのです。

後に「札幌郡広島町」となりますが、市に昇格する際に「広島市」と同じ名前となることを避けるために「北広島市」とした経緯があります。

「北広島市」は「広島市」由来の市

「北広島市」の由来を見ると「広島市」と関係があることが分ります。

明治17年に北海道に入植した人は広島県民であったのです。

江戸末期から行われた蝦夷地防衛の目的で入植や開拓がありましたが、厳しい気候で頓挫し、維新になり北海道と改名した政府はアメリカの支援により本格的に開拓を進めました。

そのような機運の中で、広島県民の入植は行われたのです。

「広島市」と「北広島市」とは

「広島市」は広島県の県庁所在地の都市です。

現在は人口百万人を突破した特別区のある大都市ですが、軍都と言う性格から原子爆弾を投下された歴史があります。

カキやノリが特産物としてありますし、近くには安芸の宮島・厳島神社のあることでも有名です。

「北広島市」は明治期に北海道に入植した広島県民により作られた村が発祥です。

「広島村・広島町」を経て「北広島市」となりました。

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