虚仮おどしは「見た目だけは立派だが、中身が全く大したことない状況のこと」。
見た目だけに気を遣っており、中身が伴っていない、見た目と釣り合っていないと言える状況で使っていく言葉です。
空威張りは「実力は大したことないにもかかわらず、見た目だけは強そうな状況のこと」。
見た目と実態に差があるという意味では虚仮おどしにかなり似た意味の言葉であると言えるでしょう。
「虚仮おどし」の意味
虚仮おどしとは、見た目だけは立派だが、中身が全く大したことない状況のことです。
立派な見た目に対して、中はそんなことはないという、見た目と中身の違いが歴然とした状況において使っていく言葉です。
大したことない状況を画するために、見た目だけ立派にしている、そんなシチュエーションにおいて使用する言葉になります。
「空威張り」の意味
空威張りとは、実力は大したことないにもかかわらず、見た目だけは強そうな状況のことです。
強そうな見た目をしているのに、実際は強くないというケースで使っていく言葉になります。
こちらも大したことない実力を隠すために、見た目だけ強そうに振舞っているというシーンで使っていく言葉なので、虚仮おどしに似ている状況です。
「虚仮おどし」と「空威張り」の用法や用例
「このお店は完全に虚仮おどしだな。
外観は一流のお店って感じがしたのに、中に入ってみるといたって普通という感じで、悪い意味で驚く結果となったんだ。」
「この選手は態度が不良みたいな感じで、いかにも喧嘩強そうに見えるかもしれないけど、実際は空威張りだからな。
喧嘩なんてほとんどやったことがない素人同然なんだ。」
虚仮おどしと空威張りはともに見た目と中身が比例しない状況
虚仮おどしと空威張りはともに見た目と中身に大きな違いがあるという意味で使用していきます。
ただ、虚仮おどしは立派な部分で違いがあるのに対して、空威張りは強そうな部分で違いがある状況です。
だから、両者は似たような意味ではありますけど、完全に同じ意味ではないので、そういった点は覚えておく必要があるでしょう。