縦揺れは「地震の発生時に先に起きる小震動のこと」。

「P波」と言い換えると分かりやすい。

横揺れは「地震発生時に縦揺れに続いて起きる大震動のこと」。

「S波」と言い換えると分かりやすい。

地震による体感は縦揺れをまず感じてから横揺れを感じるのですが、地震によっては稀に横揺れが先で縦揺れが来る場合もあります。

普通、振幅が大きく被害の出るは横揺れとなります。

「縦揺れ」が激しい地震は直下型

「縦揺れ」は普通小さな小刻みの振動になり次に続く横揺れの前触れの様な性格があります。

しかし、直下型の地震では縦揺れが突然激しく起き、被害が出てしまいます。

緊急地震速報も間に合わないということになります。

その良い例が「阪神淡路大震災」なのです。

普通「縦揺れ」は震源地からP波と言う揺れで広まるため、地震速報に利用されています。

「横揺れ」は被害の出る揺れ

「横揺れ」はS波と呼ばれ、「縦波」の後に続いて起きる震動のことです。

大概の地震はこの「縦揺れ」から「横揺れ」の順で起きます。

「縦揺れ」が大きければ「横揺れ」も激しくなる理屈です。

巨大地震が遠方で発生すると、遠隔地の地盤が弱い地域では「長周期震動」と言う緩やかで大きな「横揺れ」が長く続くことがあります。

「縦揺れ」は「横揺れ」を予言する

地震は発生直後にまず「縦揺れ」を起こします。

それはP波となって周囲に伝播していきます。

複数の観測が出来ると、瞬時に震源地が推定できるシステムが取られています。

それにより、テレビやラジオ、スマホなどに「緊急地震速報」が流れることになります。

1秒でも早ければ、被害はそれだけ少なくなります。

「縦揺れ」は必ず「横揺れ」に続くものなので、「縦揺れ」の大小で地震の規模が分かるのです。

「縦揺れ」と「横揺れ」とは

「地震は必ず「縦揺れ」から始まり「横揺れ」を起こします。

例外的に直下化型の巨大地震では突然の「縦揺れ」が被害を出しますが、通常は「縦―横」の順で震動するのです。

「縦揺れ」はP波と言い、地震速報に利用されています。

P波は震源の方向からくる波になるため、複数の観測により瞬時に震源地や深度が分かるのです。

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