明かりは「全体が明るくなるようなもののこと。」
「照明」と言い換えると分かりやすい。
灯かりは「部分的に強い光を放つもののこと」。
「灯台」と言い換えると分かりやすい。
「明かり」は照明など全体を明るくすることを言います。
「明るい」は「暗い」の反対語ですから、暗くないこと、つまり少しでも明るければ良いことになります。
「灯かり」の「灯」は「火」がある漢字ですから、火の灯かりのイメージがあるものです。
「明かり」は広く明るいこと
「明かり」は「照明」「太陽の明かり」「月の明かり」「雪明かり」など広く明るくなる場合を言います。
また、物事に詳しい様子を「諸事に明るい」と表現します。
性格が朗らかな様子も「明るい人」などと言います。
「薄暗くなったので、明かりを点けて下さい」の場合は照明のことを言います。
「明るい部屋」「明るい社会」などと使います。
「灯かり」は部分的に強く明るくすること
「灯かり」は「灯台」「灯火」「灯」「街灯」などで部分的に明るくなる場合に使われます。
「提灯」「常夜灯」などもあり、「灯」は「火」を連想させる言葉です。
「自転車は夜、無灯火だと違反になります」「常夜灯が点けられた」「提灯は基本的に足元を照らす道具のこと」「灯台の光は沖合を通る船舶にもはっきりと分かる」などと使います。
「明かり」は全体照明、「灯かり」は部分照明のこと
「明かり」は周囲を広く照らすことを言います。
ですから「太陽光・月光・電気照明・照明装置・雪・星」など全体的な明るさを言うのです。
また、性格や雰囲気などにも使い「人から受ける印象・世の中・博識・談笑」などに使います。
「灯かり」は「ライト・街灯・灯台・灯・提灯」など部分的に比較的強い光のことを言います。
「明かり」と「灯かり」とは
「明かり」は全体的なもの、「灯かり」は部分的なものと言えます。
「明かり」から連想される言葉は「日光・月光・雪・星・電気照明・照明弾」などがあり、「灯かり」から連想される言葉は「ライト・街灯・灯・灯台・提灯・常夜灯・ろうそくの火」などになります。
「灯」は「火」を連想させる言葉で、強い光も連想するものです。