「行き止まり」と「行き詰まり」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

行き止まりは「そこから先にこれ以上進むことができないようになっている道のこと」。

何らかの状況により、これ以上先に進むことができず、基本的には引き返すしかできないケースで使う言葉です。

行き詰まりは「物事がこれ以上先に進まなくなる地点のこと」。

行き止まりと似ていますが、実際に道を進んでいるときに使う言葉ではなく、物事を進めているときに使う言葉であると言え、そこがポイントになります。

「行き止まり」の意味

行き止まりとは、そこから先にこれ以上進むことができないようになっている道のことです。

特定の地点からもう先に進めない、そういう状況に追いやられたときに使う言葉であり、行き止まりに遭遇したときには、たいていは引き返すことになるでしょう。

そして、別の進める道を探すことになるのです。

行き止まりという状況は現実ではあまり存在しないケースになります。

「行き詰まり」の意味

行き詰まりとは、物事がこれ以上先に進まなくなる地点のことです。

あくまでも物事がそれ以上進まない地点なので、道ではないという点が重要です。

考え方や方法などを変えないと、それ以上先に進まないわけですから、行き止まりに似ている面もありますけど、道ではなく、あくまでも物事に対して使っていく点が特徴と言えるでしょう。

「行き止まり」と「行き詰まり」の用法や用例

「ここで行き止まりか。

道がいろいろな方向に分かれていたから、こうなることも当然あるだろうと思っていたが。

この迷路は思った以上に複雑な状況と言えるだろう。」

「ここからどうしても行き詰ってしまうんだよな。

このゲームは先に進むのが非常に困難で、なかなか手間や時間をとられる気がする。

そこが醍醐味なのかもしれないけど。」

行き止まりと行き詰まりは光景としては似ている

行き止まりと行き詰まりはともにそこから先に進めない状況のことです。

そして、四苦八苦している点も同様と言えるでしょう。

ただ、行き止まりは道において使う言葉であり、行き詰まりは物事において使う言葉と評価できます。

したがって、そこに違いがあるのです。

また、行き詰まりは現実においても十分考えられますけど、行き止まりは滅多に遭遇しない状況でしょう。

最新の記事はこちらから