かさ増しは「量や体積などを大きく見せようとすること」。
本当に量や体積が増えている場合もあれば、増えていないのに見た目だけ増えているように見えているケースも存在しています。
さば読みは「年齢や数量などを誤魔化そうとすること」。
こちらは確実に誤魔化そうとする状況において使っていく言葉です。
つまり、騙そうとする意図があるときに使います。
「かさ増し」の意味
かさ増しとは、量や体積などを大きく見せようとすることです。
大きく見せようとすることなので、実際に大きい状態であるケースも含まれます。
しかし、大きくないのに、見せ方を工夫して大きく見せるといったケースもあるため、注意が必要と言えるでしょう。
量や体積のみに使用するという点はポイントと言えるので、注意点として覚えておくべきです。
「さば読み」の意味
さば読みとは、年齢や数量などを誤魔化そうとすることです。
こちらは完全に誤魔化すということで、嘘をついているケースでのみ使用していきます。
そこはかさ増しとの大きな違いになってきます。
ただ、さば読みは年齢に対してよく使われる表現であるため、そこも特徴であり、かさ増しとの違いを認識しやすいポイントと言えるでしょう。
「かさ増し」と「さば読み」の用法や用例
「この弁当はもう少しかさ増しをした方が売れるんじゃないか。
かなりボリュームがあるように見せた方が魅力的だろうから、もう少し実際に量を増やしていこう。」
「アイドルの中には、さば読みをしている子もいるんだとか。
やっぱり若い子の方が人気が出るっていうのはあるよね。
だからこそ、年齢は誤魔化したくなるんだろう。」
かさ増しとさば読みはやや似ている概念
かさ増しとさば読みについては、何らかの部分をより理想的な状況に見せるという意味があります。
かさ増しは量や体積を大きく見せるという意味であり、さば読みは年齢や数量を誤魔化すという意味で使われます。
ただ、かさ増しは誤魔化すケースとそうじゃないケースがあるのに対して、さば読みは確実に誤魔化すので、そこに違いがあるのです。