慣用句は「ことわざや言い回しなど繰り返し使われる言葉のこと」。
「ことわざ」と言い換えると分かりやすい。
言い回しは「品詞を重ねて特定の意味ある内容になっている言葉のこと」。
「言葉遣い」と言い換えると分かりやすい。
「慣用句」は良く使われる言葉のことを言い、例えばことわざや言い回しの様な語句のことを言います。
「言い回し」は慣用的に使われる言葉で、慣用句よりは少し短い言葉になり、ものの言い方、言葉遣いなどのことです。
「慣用句」はことわざなどのこと
「慣用句」はことわざや言い回しの様に何回も人の口から出る言葉のことで、「弘法も筆の誤り」「篠つく雨」「芋の子を洗うような」など数えきれない言葉になります。
ある場面で、ピツタリの言葉になるものです。
例えば雪が降れば「しんしんと降る」「コンコンと降る」雨が降れば「篠つく雨」「しとしとと降る」などになります。
「言い回し」は慣用的な言葉のこと
「言い回し」は慣用的に使われる言葉になります。
「足繁く通う」「足を延ばす」「足が速い」「手が速い」「首が回らない」「首になる」「背中を押す」「腹に一物」など、体の部分を使ったものだけでいろいろとあります。
ことわざの様な意味の深いものではなく、短い品詞の繋がりで単独では表せない独特の意味を出すことです。
「慣用句」には「言い回し」も入る
「慣用句」は良く使われる言葉のことですから、「言い回し」も含みます。
「慣用的な言葉」と言うことで、ことわざや格言、おやじギャグ、公共放送の限られた「言い回し」、譬えとして表現するものなどを含むのです。
「朝起きは三文の得」「コウディネイトはこうでないと」「芋の子を洗う様なプール」「バールのようなもの」「クモの子を散らすように」などがあります。
「慣用句」と「言い回し」とは
「慣用句」はことわざや比喩、言い回し、言い方、言葉遣いなどで場面に応じて人が良く口にする言葉のことです。
ある場面や言葉から連想される良く使われている言葉のことで、「朝」と言う言葉から「朝飯前」「朝帰り」、「昼」からは「昼下がり」「真っ昼間」「昼なお暗い」、「夜」からは「夜なべ仕事」「夜明け前」「夜通し」などが「慣用句」になります。
「言い回し」も同じことです。