有限は「限界のあること、限りあること」。

「限界」と言い換えると分かりやすい。

際限は「限りあること、限度のあること」。

「限度」と言い換えると分かりやすい。

「有限」はどこかで限界があること、終わりがあることなどです。

「生物は皆、命が有限である」「株式会社だけでなく、有限会社と言う手段もある」「石油資源は有限なのだ」などと使います。

「際限」も限界のあることです。

「有限」は終わりのあること

「有限」は時間や空間、物事に限界が存在していることです。

「人間活動は24時間と言う有限の時間内ですべて行われている」「世界はいくら遠くても有限の距離にある」「有限会社は社員の責任が有限なのだ」「有限会社はもう設立は出来ないと決まっている」「我々の宇宙はもしかすると有限かも知れない」「時間はビックバンから始まるが、その前もあるはずで、有限とは言えない」などと使います。

「際限」は量の限度のこと

「際限」は「際限のない・際限なく」と使い、「限度の無いこと」を言います。

「切りが無い」と言う意味が強く、「無限」と言う意味とは少し違う様な言葉になります。

「際限もなくお金を浪費する」「際限のない数の魚が浜辺に打ち上げられた」などと「限度・限界がない」と言う意味になり、時空の無限とは違います。

むしろ「量」について無限と言うことになります。

「際限ない」は「有限」でないつまり「無限」とは異なる

「際限がない」は「数や量に限度や限界が無いこと」になり、時間や空間が無限と言うこととは少しニュアンスが違います。

「際限がない」を「無限である」と置き換えるのには無理があるということです。

「際限もなく水を使う」を「無限に水を使う」とすると少し違うのです。

やはり「無限」は時間や空間に使うべき言葉なのです。

「有限」と「際限」とは

「有限」は時間や空間、物事などについて限界があることです。

「際限」は量について限界・限度のあることで「際限なく」と使いますが、「有限でない=無限」と同じには使いません。

「数や量」などについて使うべき言葉になります。

「際限もなくお金を注ぎ込む」「際限なく川の水は流れていく」と使い「無限にお金を注ぎ込む」や「無限に川の水は流れていく」とは意味は通じますが余り言いません。

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