「固着」と「粘着」の違い・意味と使い方・由来や例文

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固着は「しっかりとくっつくこと、特定の状態のまま定着すること」。

要するにある状態のまま固まって動かない、変わらないというケースで使っていく言葉です。

粘着は「粘りついて離れない状態のこと」。

物質に対して使うことも多いですけど、人間関係などにおいても使用することがあるので、そういった点については覚えておいた方がいい言葉になります。

「固着」の意味

固着とは、しっかりとくっつくこと、特定の状態のまま定着することです。

しっかりとくっつく、ある状態のまま定着するということで、物理的に離れないという意味合いが使っていく言葉と言えるでしょう。

固着の状況になると、何らかの問題を引き起こす可能性が考えられますけど、特に何らかの機械においては顕著と言えるでしょう。

「粘着」の意味

粘着とは、粘りついて離れない状態のことです。

粘りついて離れないということで、理由はともかく、結果的には固着と同じような状況になっています。

物理的に離れないという意味ですから。

しかし、粘着の場合には人間関係などにおいても使用することができ、この場合には物理的な意味ではなく、違った意味を持っていると評価できるのです。

「固着」と「粘着」の用法や用例

「どうやらこの部品が固着しているのが故障の原因だったようだ。

ここを改善すれば、元通りになってくれるのではないかと思うよ。

この機械は高いからね。

まだまだ働いてもらわないと。」

「あの人はいろいろな人によく粘着しているよね。

それくらいに他人のことが気になるんじゃないかな。

自分に関係あるような人については、いろいろな部分を知っておきたいのかもしれない。」

固着と粘着は同じ意味として使える

固着と粘着については、どちらもくっついて離れないという意味があり、この点においては同じ意味と評価できるでしょう。

しかし、固着については物理的な意味でしかほぼ使いませんが、粘着については人間同士においても使うことが可能であるため、粘着の方がより幅広く使用できると言えるわけです。

そういった違いを覚えておくと良いです。

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