馬は「奇蹄目で四つ足の動物のこと」。
「サラブレッド」と言い換えると分かりやすい。
午は「十二支の一つで馬のこと、または、草木が成長し切って衰えが始まること」。
「馬」と言い換えると分かりやすい。
午は農耕馬や荷役馬としての役割が大きかった昔と違い、現在は競馬や乗馬用、動物園用などになっています。
「午」は十二支の植物や作物の成長過程を表す言葉の一つになっています。
「馬」は奇蹄目の哺乳類
「馬」はウマ目または奇蹄目の哺乳動物です。
昔から乗馬や荷役、馬車、軍馬などに利用されて来ました。
現代でも乗馬用や騎馬隊、馬車などに利用されるほか、競馬のために飼育されています。
「一馬力は75kg の荷物を1m移動する力」 のことと言われています。
昔の農耕馬やばんえい馬、アラブ馬などは廃れ、サラブレッドが大半を占めています。
「午」は十二支の7番目
「午」は十二支の一つで「草木が成長を止め、これからは衰えていくこと」を意味する漢字です。
動物では「馬」が充てはめられ、暦や時刻、方位を表す言葉になっています。
「午の刻は12時のこと」「午の刻より前を午前、後を午後と言い、ちょうど午の刻は正午と言います」「方位では南のこと」と使います。
「午年」は、干支が「丙午(ひのえうま)」となると出生率がガクンと落ちる傾向があります。
「午」と「馬」は直接関係なし
「午」は植物の成長を表す十二支の一つですから、動物の「馬」とは関係がありません。
後に動物を充てはめた結果にすぎません。
しかし、長い年月とともに「午」は「馬」として定着をして来たのです。
他の十二支の動物達も同じことです。
「午」は十二支の中での「馬」であり、一般的な「馬」ではありません。
他の十二支でも言えることになります。
例えば「子丑寅」はあくまでも十二支の中での「鼠牛虎」なのです。
「馬」と「午」とは
「馬」は奇蹄目の哺乳類で昔より乗馬、軍馬、荷馬車、荷役、皮革、食用などに利用されて来ました。
現代では競走馬としての繁殖が盛んに行われています。
また、馬力と言う様に力の単位にもなっています。
「午」は十二支の7番目の項目で、「草木もひとしきり茂り、衰えを見せ始める時期」と言う意味を持ちます。
動物では「馬」が「午」に充てられていますが、直接の関係はありません。