置き引きは「他人のものを自分のものであるかのように持ち去ってしまうこと」。
あくまでも他人のものじゃないといけませんし、自分のものであるかのように振る舞いながらという点はポイントと言えます。
持ち逃げは「他人の金品を持って逃げること」。
他人の金品である必要がありますが、自分のものであるかのように振る舞う必要はないので、その点において置き引きとはやや意味が異なっています。
「置き引き」の意味
置き引きとは、他人のものを自分のものであるかのように持ち去ってしまうことです。
他人のものなのに、自分のものを装って持っていくため、周囲の人間はこの状況に違和感を覚えません。
したがって、ごく自然に特定のものを盗むことができるのです。
置き引きは基本的には犯罪に該当する行為であるため、そこは知っておくと良いでしょう。
「持ち逃げ」の意味
持ち逃げとは、他人の金品を持って逃げることです。
他人のものを勝手に持って行ってしまうという点は置き引きと同じですが、金品である必要があり、金銭的価値を持っているものじゃないといけない点が重要です。
この持ち逃げも犯罪に該当するシーンが実際多いでしょう。
したがって、置き引きとの違いはわずかと評価できるはずです。
「置き引き」と「持ち逃げ」の用法や用例
「置き引きというのはいつ被害に遭うか分からない。
したがって、自分のものについては常に自分で管理して、できるだけ目を離さないようにしないといけないだろう。」
「金銭的な価値を持ったものは換金できるから、どうしても盗まれやすい。
例えば会社のものを従業員が持ち逃げするなんて事態はたまに聞くから、注意をしないとな。」
置き引きと持ち逃げはともに犯罪に類する行為
置き引きと持ち逃げはともに他人のものを無断で持って行ってしまう行為です。
したがって、犯罪に該当する行為と評価できるでしょう。
しかし、置き引きは自分のもののように持って行く点が重要であり、持ち逃げは金品を対象にしていくので、そういった部分において違いは存在していると言えるので、覚えておくと良いでしょう。