過去は「現在や未来に対応する言葉、過ぎ去った時間のこと」。
「往時」と言い換えると分かりやすい。
昔は「今に対応した言葉、ある程度時代が経ていること」。
「異時代」と言い換えると分かりやすい。
過去は未来と同じで時間には限度がありません。
人間の思考能力を超越している概念ですが、理解の範囲では過ぎ去った時のことです。
昔は相当の時間が経って時代が変わっていることです。
「過去」は過ぎ去った時間のこと
「過去」は現在より前のことを言います。
理屈では1秒前も「過去」なのです。
「過去」は過ぎてしまった時ですから変えることは出来ませんし、戻ることも出来ないのです。
タイムマシーンは空想の産物でしかありません。
相対的には「過去」を見ることが出来るという理論は「相対性原理」ですが、現実的ではありません。
過去は感じるもの、ノスタルジーでしかありません。
「昔」は時代が異なること
「昔」は、時代が異なることが条件です。
「太古の昔」も「昭和の昔」も同じ昔と言えるのですが「令和の昔」とは言いません。
言えるのは時代が変わってからになります。
「昔話」「昔気質」「そんな昔のことは知らない」「昔は良かった」「昔から比べたら、今は天国だ」「今昔物語」「昔からの変遷をたどる時代まつり」などと使います。
「過去」に含まれる「昔」
「昔」は「過去」の一部です。
「昔」は何時から何時とは限定は出来ませんが、少なくとも人類の有史以来のことになりそうです。
と言うのは「昔」は人間の歴史を感じる言葉ですから、有史以前のことを「昔」に変わりはないと言っても無意味なのです。
「昔」は既に過ぎ去ってしまった過去の一部としてノスタルジー的に使われる言葉です。
「過去」と「昔」とは
「過去」は現在より前のことで、過ぎ去った時間のことを言います。
どれくらいの時間が経っているのかなどは人知を超越した話です。
とにかく瞬間毎に「過去」は作られているのです。
「昔」は「過去」の一部として存在し、人間の歴史を感じる言葉であり、ノスタルジーのある言葉なのです。
「昔は偉人が多かった」「昔は不便だったが平和だった」などと使います。