「気晴らし」と「憂さ晴らし」の違い・意味と使い方・由来や例文

気晴らしは「ストレスの発散で何かをすること」。

「気分転換」と言い換えると分かりやすい。

憂さ晴らしは「いやなことを忘れるために何かをすること」。

「不満解消」と言い換えると分かりやすい。

「気」はストレスのことで、「憂さ」は嫌なこと、不満に思うことです。

「気・憂さ」は心の状態を言います。

「晴らし」は何かをして解消することです。

「気晴らし」はストレス解消

「気晴らし」は気分転換をしてストレスを和らげることです。

旅行に行く、友達と飲み会をする、ギャンブルをしてみる、スポーツをするなどなんでもよいのですが、「気」が収まることになれば良いのです。

呑むか遊ぶかして、仕事や拘束されていることから一時でも離れることが大事なのです。

そうすることで、また仕事などへのやる気が出てくるというものです。

「憂さ晴らし」は何か悩みがあること、不満があること、心配事があることなどで「気鬱」になっている時に、気分転換をすることです。

直面していることが解決することや、解消出来るなら、それに越したことはありませんが、出来そうもない場合は、「愚痴」を言うことである程度発散は出来るのです。

友達と呑みに行き、愚痴を言うことはその意味で良いことかも知れません。

「気晴らし」「憂さ晴らし」はしても一時的な現実逃避のことです。

終わればまた、厳しい現実と向き合わなければなりません。

一時的でも現実逃避が出来れば気分は変わります。

しかし、現実逃避に陥ってはならないのです。

あくまでも、現実に立ち戻る手段ですから、深入りは禁物です。

ギャンブル中毒やアルコール中毒になることは、本末転倒のことです。

「気晴らし」は仕事や拘束されていることで起きるストレスを解消する行為のことです。

旅行・飲み会・ギャンブル・遊びなど気分転換になれば良いのです。

「憂さ晴らし」は心配事や不満などがある場合にする気分転換のことですから、愚痴が言えることも大事なことになります。

しかし、深入りしてギャンブルやアルコールの中毒になると本末転倒になります。