割り込むは「特定のスペースに無理矢理入ろうとすること」。
代表的な使用シーンとしては、列などに入ろうとする際に使われることが多いです。
めり込むは「何らかの力を受けて、あるものが別のものに入り込むこと」。
基本的にはものに対して使っていく言葉であり、自発的にそうなるというよりは、外部の力を受けてというケースで使っていきます。
「割り込む」の意味
割り込むとは、特定のスペースに無理矢理入ろうとすることです。
列の中に無理に入ろうとするケースが代表的です。
列というのは、先着順で並んでいることが多く、基本的には最後尾につくべきとされていますが、列の途中に無理に入ろうとするときに割り込むという表現がよく使われます。
それ以外ではあまり見聞きしないと言えるでしょう。
「めり込む」の意味
めり込むとは、何らかの力を受けて、あるものが別のものに入り込むことです。
割り込むは人に対して使っていきますけど、めり込むはものに対して使うことが大半です。
基本的には外部からの力を受けたものが、別のものに入り込もうとする状況を指しています。
外部の力に関しては人間が与える場合や自然環境が与える場合など様々です。
「割り込む」と「めり込む」の用法や用例
「これだけ長い列ができていれば、今更最後尾に並ぶ気はなくなるよな。
どうしても割り込むことをしたくなるよ。
ただ、そんなことをすると、列に並んでいる人たち全員からブーイングを受けることになるが。」
「ゲームをやるときに、俺はコントローラーを強く押しすぎるようだ。
一部のボタンがめり込んでしまって、押せない状況になってる。」
割り込むとめり込むは対象にするものが異なる
割り込むとめり込むは意味も少し違っていますけど、やはり対象にするものに関して大きな違いがあります。
割り込むは基本的には人に対して使っていきますけど、めり込むはものに対して使用していくので、そこで区別ができるでしょう。
どちらも日常生活において、それなりに使う可能性がある言葉なので、意味の区別はしっかりとしてほしいです。