「戦う」と「闘う」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

戦いは「一般的に争うこと。」

「紛争」と言い換えると分かりやすい。

闘うは「一般的に対立する二者の争いのこと」。

「格闘」と言い換えると分かりやすい。

戦いは多数の相手と争いをすることを言いますから、戦争や紛争・選挙運動などのことになります。

闘いは相手が有る場合の争いで、格闘技や闘病生活・決闘・労使闘争などを言います。

「戦う」は競争

「戦う」は戦争・紛争の様なものと多数の中で競い合うことも言います。

「選挙戦・舌戦・スポーツ対戦・受験戦争・神経戦」などがあり、戦争関連では「開戦・合戦・作戦・終戦・宣戦布告・停戦・内戦・反戦」などの言葉があり、スポーツでは「観戦・苦戦・対戦相手・熱戦・接戦」などがあります。

また、何かに挑むことを挑戦と言います。

「闘い」は相対

「闘い」の場合は相対する者同士の争いになります。

「闘」の付く言葉や用法は「二人で争う格闘技・拳闘とはボクシング・決闘巌流島・長い闘病生活・大相撲の敢闘賞・苦戦を強いられる・奮闘努力もむなしく・乱闘戦を繰り広げる・熱闘・死闘・闘牛士・闘鶏場」などがあります。

これらの言葉から「闘う」とは一対一で相手に立ち向かうイメージが感じられます。

「戦う」と「闘う」は似た言葉

「戦う」は多数対多数・少数対多数・一対多数・一対少数の争いや競争になります。

「闘う」は基本的に一対一ですが、場合により一対多数・一対少数・少数対少数の争いや競争のことです。

ですから「戦う」は「戦争・内戦・受験戦争・選挙戦」などに使われ、「闘い」は「格闘技・決闘・拳闘・闘牛・闘病・労使闘争・共闘」などに使われるのです。

「戦う」と「闘う」とは

「戦う」は多数対決で争うこと、競うことです。

「闘う」は基本的に相対対決のことですが、場合により少数対決で争い競うことです。

「戦う」は武器を持って戦うイメージで、「闘う」では武器は持たず、素手もしくは簡単な道具で争い競うことです。

「軍事政権と闘っていた民衆は、民主化デモが警察により武力鎮圧されると、武器を持つようになり内戦へと発展した」と使います。

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