寄り道は「特定の場所に行くついで、どこかに寄ること」。
そこに行かないといけない必要性がかなり低い場所をあえて訪れるようなシーンで使っていく言葉です。
道草は「ある目的地に向かう途中で、他のことに時間を使うこと」。
ある場所に向かう途中であり、かつ他のことに時間を使っていればなんでもいい状況という点は特徴的です。
「寄り道」の意味
寄り道とは、特定の場所に行くついでに、どこかに寄ることです。
ある目的地に行ったついでなので、どこかに寄るタイミングとしては、目的地に向かう途中、着いて帰る途中のどちらでも構わないと言えます。
寄り道は何気なくやってしまう行為であり、多くの人たちにとって経験がある可能性が高く、馴染みを感じやすいと言えるでしょう。
「道草」の意味
道草とは、ある目的地に向かう途中で、他のことに時間を使うことです。
あくまでも目的地に向かう途中じゃないといけないので、着いた後の帰り道ではいけない点は重要です。
また、他のことに時間を使っていれば、どこかに寄るだけではなく、いろいろな状況を対象にできるため、そこも道草という言葉のポイントになるでしょう。
「寄り道」と「道草」の用法や用例
「寄り道をしていたせいで、目的地に着かないといけない時間に遅れる可能性が出てきた。
何とか間に合わせるために、ここから走って、急いで向かわないといけないだろうな。」
「塾に向かう予定だったのだが、行く途中で偶然に学校の友達と会ってしまって、そこで長時間話し込んでしまったから、これは完全に遅刻してしまう感じだな。」
寄り道と道草は本来の目的から逸れる行為をすること
寄り道と道草は特定の目的地に行く中で、それとは関係ない行為をする状況を指しています。
寄り道は行く途中、帰り道どちらも使えますが、あくまでも関係ない場所に寄ることです。
道草は行く途中のみですが、どこかに寄るだけではなくて、いろいろな行為に時間を使う状況で使用できます。
したがって、きちんと違いは存在しているのです。