二番煎じは「同じことをもう一度すること」。

「マンネリ」と言い換えると分かりやすい。

使い回しは「別の所で同じものをもう一回使うこと」。

「流用」と言い換えると分かりやすい。

二番煎じはお茶を同じ葉で二回入れることから、同じことをすること、マンネリなことなどになりました。

使いまわしは同じものを別のところで流用して使うことです。

「二番煎じ」はお茶のこと

「二番煎じ」は茶葉を交換しないで、同じ茶葉でもう一度煎じることです。

そこから転じて、「同じことを繰り返す・マンネリになる」と言う意味になりました。

「題名が変わっているが前の作品の二番煎じになっていた」「二番煎じが多く、新鮮味が全くない」「二番煎じの企画から脱却する必要がある」「マンネリ・二番煎じとなっていた朝のワイドショウを大幅に改変した」などと使います。

「使い回し」は流用のこと

「使い回し」は同じものを別の個所で使うことで流用と言うことです。

同じものを二回使うことでは「二番煎じ」と同じです。

「あのタレントは別の番組で同じ洋服を使い回して着ていた」「同じ記事を別のサイトに使い回して投稿したことは違反行為になる」「同じ注射針を使い回して使っていた医者は摘発された」「安い飲食店では箸を使い回しで使用する」などと使います。

「二番煎じ」は原則一回、「使い回し」は複数回。

「二番煎じ」は原則一回で、それ以上は普通しません。

「マンネリ」の意味では複数回になりますが、茶葉では「二番煎じ」は一回です。

「使い回し」は何回もすることがあります。

余り良い意味ではない言葉になります。

漆の箸・プラスチック箸などは使い回しの良い例です。

同じ箸を別の人に使わせることは、別の場所で使うことと同じことです。

「二番煎じ」と「使い回し」とは

「二番煎じ」は同じ茶葉に二回お湯を通してお茶を入れることです。

そこから、「同じ繰り返し・マンネリ」と言う意味になりました。

「使い回し」は同じものを別の場所・別の人に使うことです。

「服・記事・注射針・箸」などが良い例です。

これらの言葉には新鮮さがありません。

お茶はその都度交換する、服・箸はその都度新しいものにすることが新鮮なのですが、費用や時間がない場合や交換する手間や新しいものを考えるゆとりがないと、つい「二番煎じ・使い回し」をしてしまいます。

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