ウキクサは「サトイモ科ウキクサ亜科の水草のこと。」
「浮遊草」と言い換えると分かりやすい。
ネナシグサは「他の植物に寄生するネナシカズラのこと」。
「寄生植物」と言い換えると分かりやすい。
ウキクサは水に浮いている草のことを言いますが、全部で30種以上もあります。
ネナシグサは他の植物に寄生しているものです。
どちらも「地に付かないもの」と言う意味で人間の生活態度に例えられています。
「ウキクサ」は葉と根が一体化しています。
「ウキクサ」は水面に浮かぶ空気を含んだ葉と葉から伸びている数本の根からなっているもので、増殖すると水面一杯に広がります。
普通は葉の側面から新しい葉が伸びて増えることをします。
種類はウキクサ属・アオウキクサ属・ミジンコウキクサ属他があります。
ウキクサは円形の葉と数本の根を持ち、アオウキクサは楕円の葉に一本の根を持ちます。
ミジンコウキクサは最小で根がなく葉は0.5ミリほどです。
「ネナシグサ」は寄生植物です。
「ネナシグサ」はネナシカズラのことでツルになり他の植物に寄生します。
ツル性でツルには寄生根と言う玉の形をしたものがたくさんあり、吸盤で吸い付き落ちないようにしています。
繁殖すると黄色からオレンジ色のツルが網の様に繁茂し異様な姿になります。
発生は土に根があるのですが、数日内に寄生が出来ないと死んでしまいます。
害を及ぼす植物とされます。
「ウキクサ」も「ネナシグサ」も定着しない人のことを言います。
「ウキクサ」の様な生活、「ネナシグサ」の様な人などと言います。
一か所に定着せず、点々と居場所を変えるため、そのように呼ばれています。
「浮草生活」「浮草稼業」「浮草暮らし」「根無し草」などの言葉があります。
あてどころもないことから「ジプシー生活」「流浪生活」などとも言い、まともの生活とは言えないものです。
いわゆる「住所不定」にあたる人のことです。
「ウキクサ」と「ネナシグサ」とは。
「ウキクサ」は水面に繁殖する水草のことで、いろいろな大きさや形があります。
繁殖すると水面一面に繁殖します。
数本の根を水中に持つものとないものとがあり、無性生殖で増殖していきます。
「ネナシグサ」はネナシカズラのことでツル性の寄生食物です。
どちらも根を土に下していない植物と言う意味から、定着しない住所不定の人を言う場合があります。