当て付けは「他の物事を引き合いに出し、特定の人物を悪く言うこと」。
直接は関係ない、別の問題などをあえて取り上げたうえで、特定の人物を悪く言う際に使うので、そこが特徴的です。
当てこすりは「それとなく悪口などを言うこと」。
分かりやすく堂々と言うわけではなく、なんとなく悪口に聞こえるような言い回しをする際に使っていきます。
「当て付け」の意味
当て付けとは、他の物事を引き合いに出し、特定の人物を悪く言うことです。
今存在する話題とは直接関係ない別の話題を使って、特定の人物をバッシングする際に使われる言葉です。
したがって、当てつけに関しては、それ自体が逆にバッシングされる可能性を持っています。
直接関係ない話題なわけですから、人によっては卑怯という印象を抱きやすい行為です。
「当てこすり」の意味
当てこすりとは、それとなく悪口などを言うことです。
分かりやすく堂々と言うわけではなく、なんとなく悪口に聞こえるような言い回しをしていく状況であるため、人によっては悪口とは認識しない可能性があります。
ストレートに言うわけではなく、皮肉っぽい言い方をすることもあるので、そういった点が特徴と言えるでしょう。
「当て付け」と「当てこすり」の用法や用例
「あの人は元々自分の同僚に嫌悪感を抱いていたみたいで、同僚が上司に怒られていた際にその話題とは関係ない別の話題で一緒になって叩き始めたんだ。
何とも言えない光景に見えたんだよ。」
「人はたまに当てこすりという行為を行うことがある。
これは皮肉っぽい言い方などを駆使しながら、ストレートには表現しない方法で特定の人を悪く言うことなんだ。」
当てつけと当てこすりは人を悪くいうこと
当てつけも当てこすりも特定の人物を悪く言うという意味があります。
したがって、両方は同じような言葉に感じるかもしれません。
しかし、当てつけは本来は関係ない話題で人を悪く言う際に使い、当てこすりはどこなく悪く聞こえるような言い回しを使うという意味になるので、それぞれの意味は微妙に異なっており、そこは知っておく必要があります。