回転は「ぐるぐる回ること」。
一般的にはこういった意味で使用されることになります。
ぐるぐる回る状況が確認されればどんな状況でも使えるのが特徴です。
循環は「ある経路を辿って、最初の地点に戻ってくること」。
要するに一周してくるということですが、道筋が存在しているケースで使います。
適当に回っていればいいわけではないのです。
「回転」の意味
回転とは、ぐるぐる回ることです。
とりあえず回っている状況が確認できれば、それが何であっても回転と呼ぶことができます。
世の中には回転しているものは非常に多くあるので、回転と表現する機会はかなり多く存在しているでしょう。
とりあえず回っていればいいという条件はかなり緩いため、そこが特徴と言える言葉であるはずです。
「循環」の意味
循環とは、ある経路を辿って、最初の地点に戻ってくることです。
循環も回っている状況ではありますが、あくまでも道筋が存在している状況でないと使えません。
しかも、最初の地点に戻ってきても、またそこから同じ経路を辿ることになります。
だから、ぐるぐる回る状況とも表現できますけど、ただ回っているだけではない点が特徴です。
「回転」と「循環」の用法や用例
「回転寿司って面白いよな、レーンがずっと回っていてその上をお寿司がずっと流れているんだから。
お客さんは好きなものを選んでとって食べることができる。
このシステムは本当に面白いよ。」
「血液は人間の身体を循環している。
特定の経路を辿っている状況であり、常に同じ道筋を進んでいるんだ。
自分では感じることはできないが。」
回転と循環は大雑把に言えば同じ状況を表している
回転と循環はどちらもぐるぐる回っている状況を表していると言えます。
だから、同じような意味の言葉と評価できる面があるのです。
しかし、回転はとにかく回っていればいい状況ではあるものの、循環は特定の経路を何度も回っている状況が必要なので、そういった部分で違いが存在しています。
区別することは十分に可能でしょう。