破損は「特定のモノが壊れて傷むこと」。
何らかのモノの特定の箇所が壊れて使えない状態になるようなシーンで使っていきます。
破断は「金属などに亀裂が生じて、断ち切られてしまう状況のこと」。
つまり、断裂するという状況を指しており、壊れて使えなくなるという意味では破損と同じような意味を持っています。
しかし、使うシーンは多くないです。
「破損」の意味
破損とは、特定のモノが壊れて傷むことです。
何らかのモノの特定の箇所が壊れる際に使っていくのですが、それによって全体に影響が出るようなことが多いです。
破損の程度はケースバイケースで異なり、中には重大な問題に発展するようなケースもありますから、実際に破損が確認された際には直ちに対処すべきと言えるでしょう。
「破断」の意味
破断とは、金属などに亀裂が生じて、断ち切られてしまう状況のことです。
結局は壊れてダメになる状況を指しているので、破損と同じような意味を持っています。
しかし、破断に関しては金属などにおいて使う言葉なので、そこは特徴的と言えるでしょう。
破断の方が破損よりはマイナーと言える言葉なので、どうしても使用頻度は低くなってしまいます。
「破損」と「破断」の用法や用例
「今回の航空機事故は機体の部品に破損が生じたことがきっかけで起きている。
つまり、メンテナンス不足などが原因になっている可能性が考えられるわけだな。」
「この金属は完全に破断してしまっているな。
この状態になっているとなれば、もう使い物にならないだろう。
できるだけ早く新しいものに交換しないといけないだろうな。」
破損と破断は両方とも壊れるという意味
破損と破断は違いが分かりづらい言葉だと思われますけど、ともに壊れるという意味を持っています。
ただ、破損は特定のモノの一部分が壊れるようなケースで使っていき、破断は金属などが断裂するケースで使っていくので、それぞれは特徴的な面を持っていると言えるのです。
破損の方が基本的にメジャーであるため、破断を使うケースは日常生活ではほぼないでしょう。