誤解は「意味を取り違えること、間違った認識になること」。
そういった状況になっているケースにおいて、本人が気づいていないときに使われ、周りの人間が指摘することもあります。
誤想は「思い違いをすること」。
起きている状況で言えば、誤解とそこまで変わりません。
しかし、誤想という言葉を使用するシーンは相当限られると言えます。
「誤解」の意味
誤解とは、意味を取り違えること、間違った認識になることです。
自身で気付かないうちに誤った理解をしているケースで使われます。
周りから指摘されて気付くケースもありますけど、後に自分で間違いに気付くケースも存在しています。
誤解という言葉はかなり有名なので、多くの人が聞いたことがあり、使ったことがあるでしょう。
「誤想」の意味
誤想とは、思い違いをすることです。
思い違いというのは誤解の意味とそれほど変わりません。
したがって、誤解との違いを見出すのは難しいです。
でも、誤想という言葉は多くは知らないでしょうから、馴染みはほとんど感じられないと言えます。
誤想を使う機会と言えば、代表的なのは誤想防衛という法律用語であり、身近な言葉ではありません。
「誤解」と「誤想」の用法や用例
「ある人に嫌われてしまったみたいなんだが、実は完全なる誤解なんだよ。
向こうはそれに全く気付いていないみたいで、説明をしても分かってくれない可能性もあるな。」
「自分の急迫不正の侵害があると思い違いをし、相手に危害を加えてしまった場合、誤想防衛として処理されることになる。
このケースでは、正当防衛は成立しないんだ。」
誤解と誤想は言葉自体の知名度に差がある
誤解と誤想については、かなり似た意味を持つ言葉と言えます。
どっちも間違った認識をしているケースで使っていくので、差を見出すことは難しいでしょう。
しかし、誤解と比べて、誤想という言葉はかなりマイナーです。
したがって、誤解はある程度使用する可能性があるものの、誤想を実際に使うケースというのはかなり少ないでしょう。